がんばれ!福田総理

昨日の福田総理。

小沢一郎との党首討論で、めちゃめちゃ怒ってたね。

いいよ、いい!すごくいい。

普段ポーカーフェイスの人が、熱く語ると、鬼気迫るもの感じられて、人間『福田康夫』を初めて見たって感じです。

だって、自民vs民主、どっちが正しいかは置いといても、普通にムカつくと思うよ、民主の態度。だってバカにしてるもん、日銀総裁案4度も拒否とか。

「じゃ、どうすりゃいいわけ?」

って詰めたくなるわな、普通。人間として。

 いるんだよね、何でもいちいち拒否するくせに、自分じゃ対案言わないヤツ。

「おまえのは、ここがダメだ」

ってのはだれでも言えるわけ、簡単に。

「このテレビつまらん」

とか、すぐ言う奴に、

「じゃあ、どこどうすると、おもしろいの?」

って聞くと、半分の人は『何も案無し』で。

残りの半分の半分は、一応答えんだけど、それが、『もうどうしようもなく、めちゃめちゃつまらん』案で。

で、残りは、『おもしろいけど、実現不可能』案ってのが、僕が経験した、絶対的パターン、この場合の。

「キムタクが、○○やって・・・」みたいな解答。

「やるか、キムタクが、そんなこと。アホか!」みたいに一蹴って感じに、結局なります。

って感じでしょ、福田総理の只今の気持ち。

「反対するなら、せめて『その手があったか!』って、唸らせてみろよ、コラ、小沢。」

「『勉強になります』ってぐらい、俺に言わせられんのか、管、鳩山。えぇ!」

って気分なんだろうな、福田総理( ̄~ ̄)ξ。

その気持ち、よく分かります。 

もうさ、文句言う前に動けよ!ってシンプルに思うんだけど。

って、僕も文句言ってるけど、動かないで。

でもさ、よくさ、例えば今の景気状況とか不満述べる人いますが、そもそもさ、今の景気よくないの、人災ってとこ、多分にあると思うんですけど。

それって、小泉の構造改革路線を国民が選択した段階で、ある意味想定された被害だと思うんだよなあ。

だって『構造』を『改革』するんだよ!

今まで旧態勢で甘い汁吸ってた人々の、その甘いの吸えた『構造』を『改革』しようってんだから、それ選んじゃったら、そういう人々辛くなるの当然じゃん。

だけどもその構造改革路線を支持した人々ってその改革される辛い側は、自分たちではない、って無自覚に思ってたんだよね。

違う、違う。

あなた、そう、そこのあなた!

あなたが、その『改革される側』だったんだよ。

自分が そっち側だって、そういう議論の時、絶対忘れちゃうんだよね、こういう場合( ̄~ ̄)ξ

会社でも、「組織間の、意思疎通が悪い」とかほざく『お前』に、いざ何か頼みにいくと『絶対協力してくれない』っての、もう絶対パターンだな、会社での。

だからさ、そんなに不満なら、

選挙行けよ!デモしろよ!組合入れよ!政党作れよ!革命起こせよ!

って思うんだよな。

小泉を当時のなんとなくイケイケの雰囲気で、業界風にいえばイケイケのイキフンで、僕たちが選択した段階で、選択を許した段階で、文句言ってんなよ!って思います、給料下がっても、失業しても、僕はやだけど。

だってさ、当時さ、顔は悪者だけど(笑)、亀井静香のほうが、まともなこと言ってたよ。

「日本経済は風邪を引いたがん患者だ。小泉さんは、がん摘出しろと言う。私は、まず風邪治してから、がん治療すべきだ、と思う」とかなんとか、そういうこと言ってたよ、悪者顔だけど。

でも顔悪役だから、亀井静香選ばなかったでしょ、みなさん!

っで、自民党をぶっこわす、って、うん、そう、壊れたの、確かに。

自民党壊れたんだよ、小泉の公約どおり。

でさ、皆さん、『抵抗勢力』壊れた後、なんか『新しいヒーロー』登場すると思ってたでしょ!

いやいや、詰め甘い(笑)

自民も民主にも、いわんや公明にも社民にも共産にも、そんなヒーローいません。

だって、壊そうって思った組織の無能者たちなんだよ。あるいはそんな壊そうって組織にずーっと勝てなかった組織の無能者たちなんだよ。

そんな中にヒーローいる訳ないじゃん。

もう全部壊れちゃったんだよね、実際。

で、今、がんばって、審議したりしなかったり、決めたり決められなかったり、しているおバカな人たちは、その壊れた組織の残骸のみなさん。

そりゃ、何も決められんわな、残骸たちだから。

 でも、その残骸たち選択したのも僕らだし、ぶっ壊すの支持したのも僕らだし。

そういう意味で、本当に小泉の構造改革って成功したんだな、って実感します。

革命成功者だよ、小泉さん。

で、残骸の福田総理。

昨日の、青筋立ててる、残骸のトップの、福田総理。

うーん、どうすりゃいいんだ

うーん、ただ、がんばれ(笑)。

で、ジミーちゃん風に

「お前もがんばれよ!」

おっ、実は、このブログ、自分に向けて言ってたのか(笑)

メタロジカルだな、今日のブログ。( ̄~ ̄)ξ

角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

0コメント

  • 1000 / 1000