九頭龍神社:夢を叶える正しい“神頼み”の方法

4年前の今日、2012年9月13日。僕はあるきっかけで箱根の九頭龍神社に参拝に行きました。

そこから僕はいろんな不思議なことが起こり始めたのです。

以下はそのことを書いた拙著『成功の神はネガティブな狩人に降臨するーバラエティ的企画術』の1章です。

《開運神社ナビゲーターとの出会い》

最初から何なのですが、僕はけっこうたくさんの夢を叶えていまして、さらに自分で言うのも何なのですが、夢を願っていると自然に実現してしまうのです。なので、まずはそんな僕の話をします。実は僕の夢を叶える方法とは……、ずばり、“神頼み”なのです! 

「あれ、なんだか怪しい話になってきたな」と思ったあなた、正解です! かなり怪しいお話です。でも本当に神頼みをすると、夢が叶ってしまうのです。まずは、このお話におつき合いください。

 僕の学生時代の夢は映画監督でした。でも何の因果かテレビ局に入社してしまい、その夢もいつの間にか忘れてしまっていたのでした。そんな僕なのですが、2013年に『げんげ』という映画を初監督しました。そして“この僕がなぜ映画監督をやることになったのか?”という話の中には、不思議なエピソードがあるのです。  

そもそも、話はその1年前の12年6月に遡ります。その頃、大学の一般教養科目の体育の授業が一緒だっただけという、薄い関係の女性と20年ぶりに偶然出会ったのです。ちなみにきれいな方だったので僕は覚えていたのですが、むこうは僕のことを全然覚えていませんでした。典型的な男女あるある話ですね。でも、翌週一緒に食事をすることになり、その席で僕が普段やっている新しいチャレンジ案件についていろいろと話していたら、「おもしろい人を紹介する」と言われたのです。 

その「おもしろい人」の肩書きは“開運神社ナビゲーター”。なんとなくいかがわしいでしょ? でも、テレビマンという職業柄そういういかがわしい方とは会ってみたい質なので、一緒に食事しようとなったわけです。  

そして、その開運神社ナビゲーターNさんと食事をしたのが数カ月後の9月6日。Nさんにも僕がやっているいろいろなチャレンジ案件のことを話しましたら、Nさん曰く「角田さんのようにいろんな事業をやっている方は、絶対(ここがポイントです! Nさんは絶対と言ったのです)箱根の九頭龍神社に参拝に行ったほうがいい! 

九頭龍様は九つの頭を持つ龍なので、事業運でも金運でも恋愛運でも健康運でも何でも叶えてくださります。そしてそのご利益は、その日即日か翌日に絶対来ます!」と言うのです。 

「え? 絶対ですか?」

「はい、絶対です」

「またまた~」

「いや絶対、即日か翌日叶います!」

とあまりにもはっきり断言するのです。 箱根の芦ノ湖がご神体の九頭龍神社は毎月13日が月次祭で、その日は参拝のためのフェリーが運行されます。13日は翌週です。あまりに「絶対」と言うので、もうこうなったら話に乗かってみるかと、翌週の13日にNさんが主催する九頭龍神社開運ツアーに参加したのです。  

9月13日、九頭龍神社に着くまでに、Nさんが詳しい参拝方法を教えてくれたのですが、それはここでは割愛します。なぜならお参りという行為は“言霊”が物凄く重要で、“言霊”というのは他人に“話して”しまうと、まさに自分から運を“離して”しまうらしいのです。でも一つだけご紹介します。Nさん曰く「お参りは神様へのプレゼン」なのだそうです。例えば「神様、100万円ください!」とただ頼んでも意味が無いのです。    

そうではなくて「もし神様が100万円くださったら、私はその100万円で、世のため人のため自分のために、○○や××ということをやりたいと思います」というふうに神様に一生懸命プレゼンするのです。そうすると「ほー、なかなかいいプレゼンじゃのう。それでは100万円あげるとするか!」と神様がご利益をくださるのだそうです。 僕は、こうなったらせっかくだからと一心不乱に九頭龍の神様にプレゼンしました。あれやこれや今やりたいことを全部順序立てて、「もしこれが叶ったら、もっともっとテレビがおもしろくなります! 世のため、人のため、自分のために、おもしろい番組をいっぱい作りたいです!」と、それはもう一生懸命ご祈願しました。 

《思い出した学生時代の夢》   

そして翌日です。その日、僕は前々からあるスポンサーに内々で呼ばれていたのです。「内々」というのが何となく心配だったのですが、予定通り訪問しました。そしたら開口一番「今期予算が余ったので、好きな番組を作ってください!」と告げられたのでした。 なんとお参りに行った翌日、本当にご利益をいただけたのでした。いきなり叶ってしまったのです。 こうして僕は毎月13日に九頭龍神社にお参りするようになったのです。 翌月の10月もまたまたいいことがありました。そして11月13日。僕は9月、10月と一心不乱に神頼みというプレゼンを目いっぱいしてしまったので、プレゼンすることが無くなってしまったのです。それで、しかたなく「漠然としていますが、夢が叶いますように」とお願いしたのでした。 そうしたら帰りの小田急ロマンスカーの中で、早速上司から携帯電話にメールが届きました。

「明日朝会えないか?」 その人はけっこう怖い上司です。

「え? 何なのだろう?」とドキドキしました。

そうしたら矢継ぎ早に次のメールが来ました。「いい話です」。

……え!? 怖い上司から、いい話なんて、そんな怖いメール、ありません。  

そして翌朝恐る恐る上司のところに行ったら、いきなり言われたのでした。 

「映画監督をやりなさい!」 

なんと映画の監督をするように告げられたのです。毎年3月に沖縄で行われている沖縄国際映画祭に、テレビ各局が映画を出品しているのですが、翌年の3月までにその映画祭に出品する映画を作るよう命じられたのでした。 そして告げられたその瞬間思い出しました、僕の学生の頃の夢は実は映画監督だったのでした。昨日夢が叶いますようにと漠然とお願いしたときには全く忘れていたのです!  

まさに夢の職業、映画監督です。でも僕にとっては忘れていたくらいの夢のまた夢でした。その夢をこの歳になって本当に実現できるなんて、物凄くうれしいことです。でも同時に物凄く不安になりました。テレビ番組はたくさん手がけてきていますが、映画は作ったことがありません。「僕なんかに作れるのか……」と不安が襲ってきました。 早速、いろんなツテをたどって、なんとか映画制作会社の女性プロデューサーと1週間後に会うことになり、僕の映画のプロデュースを頼めることになりました。そしてその席で、またまたとんでもないことを彼女が僕に言ったのです。 

「角田さん、先週、九頭龍神社にお参りに行きませんでしたか?」 

「ええ? なんで知ってるんですか?」 

「実は、私も先週、九頭龍神社にお参りに行っていたんです」 

「ええー!?」 

その女性プロデューサーも九頭龍神社の月次祭に来ていて、僕の金髪を覚えていて、

「あの人、確かTBSのプロデューサーだな」と思っていたと言うのです。  

ということで、何とも奇妙な出会いから映画製作に入りました。この話があまりに奇妙だったので、この話自体を映画のストーリーにしてしまいました。 学生時代に映画監督になることが夢だったサラリーマンが、ある日、九頭龍神社にお参りに行ったら、突然上司の命令により左遷先で映画監督をやることになり、映画など撮ったことがない彼の現場でのドタバタやハプニングを描くコメディです。それはまさに“僕自身”のことです。“撮影現場でドタバタする初監督”という映画をドタバタしながら初監督したのでした。 12月にバタバタで脚本作り、撮影地は富山県魚津市で決まり、年が明けて1月に慌ただしくキャスティング作業をして、奇跡的にスケジュールの空いていたドランクドラゴンの塚地武雅さんと山田優さん、麒麟の川島明さん、ブラックマヨネーズ(ブラマヨ)の吉田敬さんに出演していただけることになり、2月に6日間で雪降る富山県魚津市で1000人以上のエキストラを使って撮影を行いました。そして、3月に超特急で編集して、なんとか映画祭での公開に間に合わせたのでした。ちなみに賞は逃しましたが、映画祭での観客動員は1位でした。

《 夢が叶うことを必然にする》   

そして、沖縄国際映画祭でのレッドカーペットを歩いているときに、僕は重大な事実にふと気付いたのです。 「塚地さんのドランクドラゴンって“龍”のことじゃないか!」 そうするといろんな“龍”に気付きはじめました。僕に映画監督を命じた上司の名前は“龍二郎”です。さらに僕が手掛けている番組「オトナの!」を制作している直属の部長の名前は“龍人”です。なんと龍が僕の周りで僕の願いを叶えてくれているのです。 この話をブラマヨの吉田さんに話したら、

「俺の相方の名前も小杉竜一いうんやけど……」 

まさに“龍”が僕の夢を叶えてくれたのです。 ちなみに、映画のスタンバイで忙しくしているその間も12月、1月、2月、3月と九頭龍神社への参拝も欠かしませんでした。 実際、富山県魚津市の全面協力がいただけたのも、キャスティングがうまく行ったのも、観客動員1位だったのも、神様のご利益なのかもしれません。  

さらに九頭龍神社のこのことを周りのスタッフや取引先にも言うと、どんどん九頭龍神社参拝にみんなが参加するようになったのでした。 参拝が終わった後は一緒に昼食をとっていると、それこそお互い“夢を叶えたい者”同士です。そこからほどなくしてジャンジャンいろんな案件が成立するようになったのです。まさにどんどん夢が叶って行くようになったのです。こうして僕は今も夢を叶えまくっています。

 ……ここまでお読みになったみなさん、僕のこのエピソードをどう思いましたか? ただの偶然だと思いましたか? いかがわしい話だと思いましたか? はたまた、自分も来月から九頭龍神社にお参りに行ってみようと思いましたか? 

「いやいや、こんなの、ただのお前の思い込みだ!」 

そう思われた方も多いのではないでしょうか? はい、そうなんです。これは僕のただの思い込みなのです。そうです、僕が言いたいのは、夢を叶える一番の方法、それは“思い込み”なんじゃないかということです。  

僕が映画監督をすることになったきっかけを冷静に分析してみましょう。 僕を指名した怖い上司とは10年以上の付き合いです。たぶん、昔飲みに行ったときにでも、

「お前の夢は何だった?」

「はい、映画監督でした」という会話を交わしたことがあるのでしょう。

それで、実際、沖縄国際映画祭のために映画監督を指名することになったとき、その上司は

「あ! 確か、角田は映画監督が夢だったって昔、言ってたよなあ。それなら、あいつにするか!」と考えたのだと思うのです。 

よく夢は口にしたり、紙に書くと実現すると言われます。この僕の話もそのたぐいの話なのかもしれません。  

さらに実際僕は毎月、九頭龍神社の参拝のときに、神頼み=プレゼンという形で夢を口にしています。それもかなり具体的に順を追ってプレゼンしています。ということは、毎月毎月僕は自動的に、“その月に夢を叶えるためにやらなければいけないこと”を脳の中にインプリントしているとも言えるわけです。なので、ただ漠然と夢を抱いているよりも、確実に夢に近づく行動を日々具体的にしているのです。 

そしてさらに、そういう夢を叶える具体的行動をしている人々と毎月1回会っているのです。夢を叶える具体的行動をしている人同士が、夢を叶えようと積極的に会話をするのですから、夢が叶う確率が俄然高くなります。 ということを思い込みながら、僕は神頼みしているわけです。ここまでしていたら、それはもう、夢がかなうことが必然になっているのではないでしょうか?  

僕はこう考えています。「夢は叶っちゃうんだ!」と思い込みをしていると、“日々の行為”と“夢を叶える行為”が、どんどん重なって来るのです。そして、そういうふうに考えながら行動していると、むしろ“日々のやっている雑事”すら、“夢を叶えるためにやるべきこと”に自然と変化して行くのです。と頭の中で思い込んでいるだけかもしれませんが、思っているだけで夢が叶うのであれば、いっそのこと思い込んでもいいんじゃないでしょうか? 

《『成功の神はネガティブな狩人に降臨するーバラエティ的企画術』より 第1章1.夢を叶える正しい“神頼み”の方法》



ちなみに、今日2016年9月13日、東京は朝から大雨。九頭龍の神様は水の神様なので雨が吉だと言います。でも所用がありどうしても箱根には参拝できなかった。

でも夜、僕の尊敬する龍の師匠から、さまざまな言葉をいただいた。やはりこの9月13日は僕の運命の日なのだ。


角田陽一郎/Kakuta Yoichiro DIVERSE

バラエティプロデューサー/Variety Producer 著書『13の未来地図フレームなき時代の羅針盤』 『「好きなことだけやって生きていく」という提案』『最速で身につく世界史』『成功の神はネガティブな狩人に降臨する-バラエティ的企画術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』/映画「げんげ」監督/ 水道橋博士のメルマ旬報連載中/渋谷のラジオ金曜朝10時[渋谷で角田陽一郎と]/MX オトナに!

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