赤坂に宮本亜門さん演出の『祝祭音楽劇・トゥーランドット』観に行ってきました。
意外におもしろかったです!いや、「意外」というのに失礼な意味はないのです!
そういえば去年観た、亜門さん演出の『スウィニー・トッド』も意外におもしろかったし。
あっ、これもまた「意外」って言っちゃった。
何でだろ?
この「意外」感。
でも、おもしろかったんですよ!本当に。
亜門さんの演出、全然嫌いじゃないです。というかむしろ脚本の拙いところ、亜門さん演出の『派手な見せ場』で、魅了させられ、幻惑させられ、拙さを感じなくなっちゃうくらい、すばらしいです。
なのに、この「意外」感。本当何でだろ?
全然期待しないで行くからかな?
まあプラス方向に「意外」だから、全然プラスなのだが!
なんか、宮本亜門さんの、業界での立ち位置とか、彼の見た目の印象から来る「意外」感なのかな?でもそれを差し置いても、本当に久々『めくるめく』感、堪能させていただきました!
まさに『祝祭音楽劇』です。
あと敵役の、中村獅童さん、やっぱ、いろいろあるけど、ホントよい役者だね。
だって、顔がホントに『悪者』。すごくイイ顔です。
初めて獅童さん知ったの、映画『ピンポン』ですが、あれも、超『悪者』はまってました!まさに、稀代の怪優ですね。
で、今日も、最後、カーテンコールで、ムスッとにらんで奥から現われ、どうするのかと思ったら、急に「ニヤ」ってして、客席にかわいく手を振ってました。
ああいう、歌舞伎とは違うんだけど、ある種の『見得』の切り方、さすがです!
でも中村獅童さん、本当に『悪者』顔なんだから、彼の私生活の多少の『悪者』ぶり、世間は見逃してあげましょう!
だって、そんなくだらんスキャンダルで、つぶしちゃうの、もったいない役者さんですよ。
というのは、スキャンダルでつぶれるっていうと、僕はまず、若貴兄弟思い出しちゃいます。
彼らの私生活、ホント家族も含めてスキャンダルのデパートでしたが、別に犯罪犯してるわけじゃないのに結局それらで、彼らの現役生活、短くなっっちゃった気がします。
そういうの単純にもったいないです。
だって、いい相撲取りでしたよ、実際。
芸に関係ないところで、芸をつぶしちゃうの、ホントもったいないです、うん。
中村獅童から若貴に、話が跳んじゃいましたが。
「それぞれの仕事でがんばってる人々には、多少の私生活の乱れは、大目に見る」
ってのが、実は今、日本にとって、一番、大事なのではないでしょうか?
で、ないと、芸能界にしても、スポーツ界にしても、それに特に政界、いつもいろんなことビクビクしてる、小者ばっかしになっちゃいます。
そんなの、つまらん。
もっと、ダイナミックに行きましょう、ニッポン!!
それこそまさに、『派手な見せ場』です!
宮本演出です!
『祝祭音楽劇』です!
そう、今、大事なのは、まさに『祝祭』です!(^O^)/
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