高城剛さんの言葉

先日イギリスから2ショットで帰国された、今や沢尻エリカ様の彼氏でお馴染みの、ハイパーメディアクリエイターの高城剛さん。

そんな今をときめく彼のブログにとてもすばらしいメッセージがありました!

なんでも、イギリスの特別講義での、卒業する学生への最後のメッセージだそうです。


March 18,2008 ロンドンの美大セントマーティン卒業展覧会で、特別講義。 

クリエイティブ・メソッドについては、もう何年も勉強したでしょうから、 今日は、その他色々お話ししたいと思います。 

(メンタル面について)

 プロとしてクリエイティブな日々を送るということは、 褒められることよりも、けなされる事が多くなります。 あなたやあなたの作ったものを好きな人もいれば、嫌いな人もいる。 そんなことは、当たり前。 しかし、自分の人生は自分だけのものです。 自分な好きなことを、信じて、そして楽しんで進んでください。 

(タイムスケールについて) 

これは恐らくですが、 自分が納得いき、そこそこの評価を受ける作品ができるまで、 最低二十年はかかると思います。 それまで、駄作でも何でも作り続けてください。 それ以外ありません。 逆説的ですが、早咲きすると、後で苦労します。 成功体験に引きずられますので、まったく違うことをすることをお勧めします。 

(個人とチームについて) 

現在、あらゆるクリエイティブ・ワークは、 個人ではなく、チームで行われています。 たった筆一本で作品が書ける文芸作家も編集者とともに共同作業し、 レストラン・シェフなども、30人態勢のところも少なくありません。 チームとの信頼やチーム・ビルディングは、クリエイティブに不可欠です。 

(収入について) 

この仕事でプロとして収入を得たいのであれば、 ビジネス面での勉強やパートナーは不可欠です。 いまや作家と呼ばれる様々な人々の50%の時間や労力は、 良し悪しではなく、そちらへ使わねばならない時代になってきました。 バランスは、とても重要です。 

(批評について) 

例えどんなに酷評されても、素晴らしい批評家の批評には耳を傾けるべきです。 必ずあなたのためになります。 時には、批評ではなくただの批判もありますが、 そうしなければ、自分自身が成り立たない人も世の中にはいるのです。 逆に言えば、どんなに苦境でも、他人を批判して自己を形成してはいけません。 本来の自分を見失ってしまい、良い作品や人を見逃します。 

(プレゼンテーションについて) 

同じように、プレゼンテーションも勉強しなくてはなりません。 僕は日本では自己顕示欲が強い方だと思ってますが、 ロンドンやニューヨークに行くと、自分が華奢なのに驚きます。 僕も含め、日本と日本人のプレゼンテーション力の低さを身を持って知りました。 中国人もロシア人もブラジル人も中東の人も、勿論イギリス人もアメリカ人も、 世界の国々や人々の、自己顕示欲というか、プレゼン・パワーは、本当に勉強になります。 

(最後に) 

そして、あらゆる可能性は、世界に広がっています。 あなたの目の前の人や、あなたの周りの人があなたを認めなくても、 世界には、必ずあなたを必要としている人がいる。 そして、その人と会うことは、可能な時代に僕らは生きている。 この21世紀は、あらゆる場所に行き、あらゆる人々と会うことは、あらゆる可能性の追求なのです。 いま僕がこうしてロンドンにいるように。 皆さん、卒業おめでとう。 あと数か月したら、もうプロフェッショナルです。 いつかご一緒できる日を、心から楽しみにしてます。 


 すごいな、高城剛さん。

トップクリエイターだから伝えることのできる言葉ですね。本当に胸に一々響きます、、、勉強になります。でも高城さん、きっと、いろんなハデな言動とか、その効果とか、全部解ってて、知っててやってんだな。そりゃ、もてるハズです(笑)、確信犯的にカッコつけてんだから。

そこまでは、真似できませんが(真似する能力ありませんが)、でも2008年度の第1日目に、2007年度の卒業を迎えた僕として、今年度の成功と勝利を祈念して、この高城さんの言葉を、勝手に自分に捧げようと思います!すいません、高城さんm(__)m。

この言葉達を胸に、私も、日々がんばります! 


角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

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バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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