チケットレス革命

今、東京に戻ろうと、福岡空港にいます。

空港といえば、一昨日、羽田空港で遭遇したエピソードなのだが、今、全日空(多分日航も)、チケットレスになってまして、事前に搭乗手続きすませとけば、いきなり検査場でOKなシステムになってるんだよね。

それはそれ、慣れればめちゃくちゃ便利な、なおかつ地球にやさしい、システムだとは思うのだが、実際、一昨日僕は初めてそのチケットレスシステム経験して多少戸惑いました。

この、『多少』ってのが、結構クセものだと思うわけですよ。

だって、決してオタクレベルではないにせよ、メカ好きで、新しモン好きで、旅好きで、なおかつ、新たなシステム導入積極的肯定派な僕が、『多少』迷ったわけですよ。

ということは、そんな適性が全くない方々、要するに、メカに弱く、コンサバで、旅慣れてなく、新システムとか聞くだけで躊躇するタイプの方々には、今度のチケットレスシステム、多分非常にわかりにくいはずです。

特にネットでチケット買ったことない、いや、ネット使ったことない、携帯持ってないような方には、ちんぷんかんぷんなシステムだと思われます。

だって、ペーパーレス=媒体レスってことは、情報だけ所持してればOKってことで。

てことは、『情報』と、それを記載してある『媒体』は全く別物っていう、以前の金本位制→為替相場制くらいの、概念革命が行われてるんですよ、今の情報技術革命って。

その情報技術革命の一翼を担う、今回のチケットレス。

一大革命の割りには、空港での掲示や案内が不親切すぎる。

いや、してあるんですよ、告知とか、それも多分だいぶ前から。

けどね、そんな告知、この『革命』に興味ない、というか無関心な、さっきの後者の方々は、全く見ないの、絶対。

そう考えると、そんな航空会社側の告知って、絶対『革命』肯定派用に書かれたマニュアル、アジビラにしか過ぎないんだよね!

でも、いいんです、そんな方々多少置いてきぼりにされても、別に死ぬわけじゃないし、って思ってたけど、行きの羽田空港でちょっと悲しい光景見ちゃッタノでした。

小学生の子供と、携帯はかろうじて持ってるけど、絶対ネットやったことない純朴そうな父母三人組が、検査場前で、押し問答してるわけです。

「この紙見せれば、乗れるって言われたんですよ!」

「無理ですね」

「えぇぇ?」

「航空会社のカウンター行ってください」

「それじゃ間に合わない」

みたいな感じのやりとり。1500発の千歳行き乗りたいのに、今1456!

帰省なのか、東京に来てて北海道にもどるのか分かんないけど、子供がひどく不安そう。

多分まだ、搭乗手続きしてないで、検査場来ちゃってんだな、でもそれ、検査員解説するのは、全日空の仕事だから、その辺の説明せず、カウンター行きなさい、って感じの押し問答だと勝手に推測しつつも、あの悲壮感ただよう感じは、映画でよく見る、地球滅亡時に地球脱出船乗れない親子のよう。日本沈没や、最近ではアイムレジェンドであったシーン。

うーん、悲しい。

きっと北海道のおばあちゃんに会うの楽しみにしてんだよ、子供。

これが、革命の敗残者の姿ですよ、全日空さん。

フランス革命では、貴族が、(T_T)こんな顔してただろうに、、、21世紀では、庶民が、(T_T)こんな顔するのが革命なんだね、福田総理(T_T)。

はあ、なんかむなしい。

誰のための、何のための『革命』なんだか( -_-)

角田陽一郎/Kakuta Yoichiro Official Site

バラエティプロデューサー/Variety Producer 著書『13の未来地図フレームなき時代の羅針盤』 『「好きなことだけやって生きていく」という提案』『最速で身につく世界史』『成功の神はネガティブな狩人に降臨する-バラエティ的企画術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』/映画「げんげ」監督/ 水道橋博士のメルマ旬報連載中/渋谷のラジオ金曜朝10時[渋谷で角田陽一郎と]/MX オトナに!

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