ロックバンドのリハーサルを体験して想うこと

僕は音楽が大好きです。音楽の番組もやったりしてます。
なのに自分は楽器できないし、音楽を演奏したこともありません。なのでロックバンドのリハーサルとか音作りというのを実際どうやってるかってのは、あまり知りませんでした。

今回わけあって、あるロックバンドのリハーサルにご一緒しました。

長年演ってる曲でもイントロからどう入るか、メンバーのみんな忘れているのです。途中でも「次のコードは?」みたいに、むしろ音楽がわかるそのバンドのファンの方なら知ってることも、当事者たちは忘れているのです。
でもそれは忘れているというより、正確に言うと憶えてないという方が正確だと思う。
というのも休憩中に
「久しぶりに演ると忘れてるんですか?」
と質問したら、

「ううん、昔からそう、おぼえてない」

との答え。
つまり積極的に憶えてないないように感じられました。

それでそれぞれギターとかベースとか金管とかドラムとか、いろいろなフレーズ演ってみて試してみて、「うん、そのギターのフレーズかっこいいね!」とかなって、今回はギターからイントロが始まることに決まったりしました。


で、僕らはそんなやり取りも知らずに、後日ライブ会場で初めて曲が奏でられると、

「おっ、アルバムとアレンジ違うじゃん!」とか「おー、そう来たか」

とか言って毎度驚喜するわけです。

なんていうか、その即興性というのが、バンドの根本のパワーなんだと思いました。それがつまりロックバンドのロックなんだと思ったわけです。

それぞれのパートのプレイヤーが自分の持つ技術を、即興でぶつけ合って、そこからその瞬間に生まれる火花が、音楽を生み出す。

なんていうか、音楽って”いきもの”なんだって想いました。ロックというのは”いきもの”。

生きてる人と生きてる人が即興でぶつかり合う時の、その瞬間のスパーク音をロックというんじゃないだろうか。


ていうか、他の音楽だって、料理だって、スポーツだって、バラエティ番組だって、文章だって、結局そうなんだけどね。僕らは他人とぶつかって、その時何かが生まれるわけです。


そしてそのぶつかる瞬間を、その”いきもの”を体験するってことが、生きるということの本質なんじゃないだろうか。、、、とかなんとか思った次第。

今、通しリハを聴きながら、書いてます。僕はリハに楽器では参加できないので、文章で。


本番が楽しみだぜ!

角田陽一郎/Kakuta Yoichiro Official Site

バラエティプロデューサー/Variety Producer 著書『13の未来地図フレームなき時代の羅針盤』 『「好きなことだけやって生きていく」という提案』『最速で身につく世界史』『成功の神はネガティブな狩人に降臨する-バラエティ的企画術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』/映画「げんげ」監督/ 水道橋博士のメルマ旬報連載中/渋谷のラジオ金曜朝10時[渋谷で角田陽一郎と]/MX オトナに!

0コメント

  • 1000 / 1000