今回わけあって、あるロックバンドのリハーサルにご一緒しました。
「ううん、昔からそう、おぼえてない」
それでそれぞれギターとかベースとか金管とかドラムとか、いろいろなフレーズ演ってみて試してみて、「うん、そのギターのフレーズかっこいいね!」とかなって、今回はギターからイントロが始まることに決まったりしました。
で、僕らはそんなやり取りも知らずに、後日ライブ会場で初めて曲が奏でられると、
「おっ、アルバムとアレンジ違うじゃん!」とか「おー、そう来たか」
とか言って毎度驚喜するわけです。
それぞれのパートのプレイヤーが自分の持つ技術を、即興でぶつけ合って、そこからその瞬間に生まれる火花が、音楽を生み出す。
なんていうか、音楽って”いきもの”なんだって想いました。ロックというのは”いきもの”。
生きてる人と生きてる人が即興でぶつかり合う時の、その瞬間のスパーク音をロックというんじゃないだろうか。
ていうか、他の音楽だって、料理だって、スポーツだって、バラエティ番組だって、文章だって、結局そうなんだけどね。僕らは他人とぶつかって、その時何かが生まれるわけです。
そしてそのぶつかる瞬間を、その”いきもの”を体験するってことが、生きるということの本質なんじゃないだろうか。、、、とかなんとか思った次第。
今、通しリハを聴きながら、書いてます。僕はリハに楽器では参加できないので、文章で。
本番が楽しみだぜ!
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