小川幸司『世界史とは何か』岩波新書。著者が影響を受けたと記すフランス革命史の遅塚忠躬先生、僕も学生時代の指導教官。先生の授業あまりに真摯で素晴らしくて毎回板書するのが楽しかった(マスターキートンのユーリー教授のようだった)。その後僕が『最速で身につく世界史』を書く由縁にもなった。
小川幸司さん、大学で研究をするのではなく、高校教師になり現場で教え、やがて校長までされて、今年この本を書き上げて、また現場で教える世界史の教師に戻るという。まさに本著副題の「歴史実践」とは何か。僕も形は違えどバラエティプロデュースと文化資源学は歴史実践の想いでやっている(つもり)。
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