『地上の見知らぬ少年』:J・M・G・ル・クレジオ/鈴木雅生訳

何てまどろっこしいのだろう、言葉ってやつは。何てのろのろしてるんだろう、思考ってやつは。

そんなものは海藻で重たくなった海の、もったりと柔らかいうねりだ、内部では何もかもがぐらぐらと煮えたぎり、しぶきをあげているというのに。走れ、ひんやりとした空気を突っ切って、街路から街路へ、夜のあいだずっと。走るんだ。風が着ているものを吹き抜け、皮膚を吹き抜け、そして頭のてっぺんから足先まで貫いているこの苦痛に満ちた通路に吹いて、ぼくを音楽と平和でいっぱいに満たすまで。[p.10]

角田陽一郎/Kakuta Yoichiro Official Site

バラエティプロデューサー/Variety Producer 著書『13の未来地図フレームなき時代の羅針盤』 『「好きなことだけやって生きていく」という提案』『最速で身につく世界史』『成功の神はネガティブな狩人に降臨する-バラエティ的企画術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』/映画「げんげ」監督/ 水道橋博士のメルマ旬報連載中/渋谷のラジオ金曜朝10時[渋谷で角田陽一郎と]/MX オトナに!

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