シャンプーとリンス。

僕は朝お風呂に入るのだけど、頭を洗うときシャンプーとリンス(orコンディショナー)がある。で使ってると無くなる。そうすると詰め替え用パックから詰め替えたりする。
でも、無くなって詰め替えるのメンドーだから、もう無くなってきてるのをむりくりポンピングして、まだまだ使えるぞ的に使ったりする。
朝だから、あまり時間がないから、それこそ詰め替えるのがメンドーなのだ。でも無くなるのは、特に時間がない朝だったりする。
さらに言えばシャンプーとリンスの減る量が同じじゃないから、シャンプー終わって、リンスだけが無かったりすると、それはもうイライラしてしまう。

そして、それでももう何回もポンピングして、それでももう完膚なきまでに無いときは、観念して、詰め替え用パックから詰め替える。急がなきゃ。
でもトクトクとゆっくりボトルに落ちていく液体をゆっくり待ってる時間がないから、詰め替え用パックをギューって手で無理やり押しちゃったりする。
すると、滑ってボトルの口からパックの口がずれて外れて、中身が外に溢れちゃったりするのだ。勿体ない。

ああっ、そんな時悲しくなる。

詰め替え用パック、いつからあるのだろう?
子供のころ、シャンプーのペットボトルが空になって、捨てるのもったいないなあとか思ってたら、物心ついたころ詰め替え用パックが発売されるようになった。それ、初めてスーパーで見たとき感動したの覚えてる。
ペットボトルはそのままに中身だけ入れ替える。なんて経済的だ、なんて地球に優しいんだ、と。

でも、それから大人になって、詰め替えるのが面倒な自分がいる。地球には優しいけど僕には優しくない。

もうむしろ、新しいシャンプーとリンスを買っちゃった方が、早くて、面倒じゃなくて、詰め替えるとき押し出したりしなくて、それでこぼしたりしなくて、もうむしろそっちの方が経済的なんじゃないだろうか。

経済とは、結局総合的に効率がよいことを言うのであれば、僕が焦ってこぼしていらいらすることの方が、その日の仕事の生産効率が悪くなるかもしれないから、僕の結果効率が悪い気がするのだ。

そんなことを考えながら、日々シャンプーとリンスをしてる。

でも、そういえばリンスinシャンプーなるものもある。
これも子供の頃、リンプーとかいう名称で初めて発売されたときは感動したな。
なんて、経済的だ、なんて手間が省けるのだ。

でも、今でも温泉旅館とか行くとあるけど、ほとんど見ない。確かに温泉旅館でリンスinシャンプー使うと、なんとなくトリートメント効果が足りないように思えるから。

でも、それも実はメーカーが、売り上げを上げるために、シャンプーとリンスを分けているという話もある。本当は本当は、身体を洗うボディソープとシャンプーとリンスだってひとつにできるんじゃないだろうか?

ひとつにしちゃえば、売り上げもシャンプーとリンスの2つ売るのより半分になっちゃうからね。それこそ経済的なのは消費者にとってだけで、企業にとっては経済的じゃないってことを意味するんだね。

地球にとって経済的か?
企業にとって経済的か?
個人にとって経済的か?

立場によって経済的の意味が違うのだ。

角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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