ネットNGという閉鎖性の闇

僕がさっきこんなツイートをした↓

あるテレビ番組に大手事務所所属のあるタレントさんをキャスティングしようとしたら、番組がネットに配信されるのでNGと来た。
まだそんなことを言ってるのか。。。
少なくともそのタレントさんの出演機会はその事務所の利益都合で無くなった。
こういう感じで出演機会を失うタレントさんが沢山いる。
そのタレントさん個人のことを考えれば絶対出演した方がいい番組。
つまり事務所はタレントさん個人の将来や生活を二の次に考えてるか、ネットとテレビの有効的な使い方を知らないか、黙殺してるか、知っててあぐらをかいてるか。
何れにしても間も無くそんな姿勢だと事務所自体が衰退していくと思う。
多分、芸能事務所とタレントさん個人の関係が、今は変わっていく過渡期なんだろうな。
売り出し方やヒットの出し方含めていろんな施策が今までの慣習や方法だと通用しないしむしろ利益阻害になっている。
それでいいのか?
僕としては、才能あるタレントさんの出演機会がただ蝕まれるのが、甚だ残念。


↑ということをtwitterに書いたら、かなりのRTがあった。

でもこの話には、実は続きがあるのだ。

この僕が書いた件は、大部分のRTしてくれた人が想像した事務所の話ではないのだ。

そこではない大手事務所。
そしてそれも一つではなく複数の事務所の話。
タレントさんもアイドルや俳優さんといった、もう十二分に知名度がある方、まあ、ネットNGでも仕方がないや、ってタレントさんではなく、これからどんどん売り出していこうって、これから有名になっていくような芸人さんだったりする話なのだ。

つまり件の事務所は、これから有名になっていこうとする人の、売り出し方に、ネットNGで対応しようとしているのだ。
多分、大手だから、そういう十二分に知名度がある方も在籍してる。その人をネットNGにして、囲い込んでビジネスにしようというのは、(これからの時代正しいか正しくないかはともかく)まあ、気持ちはわからんでもない。あるいは収入が見込める自社メディアでならOKとか、画一的な社内のルールがあるのだろう。

でも、今回の話は実はそんなレベルの話じゃないのだ。
どんな手を使っても有名になりたい!ってこれからの将来があるようなタレントさんたちの話なのだ。

そう思って、もう一度僕が書いた↑のツイート読んでほしい。
そのネットNGのあまりの無意味さに気づいていただけると思う。

うーん、それで本当に本当に本当によいのだろうか?
かたやユーチューバーみたいな方が沢山いるのに。。。

その閉鎖性の無意味さ。
僕としては、才能あるタレントさんの出演機会がただ蝕まれるのが、本当に本当に甚だ残念でならない。



角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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