大企業の闇の深さ

フリーになって新しい案件がバシバシ進む。会社員の時から比較的バシバシやってたとは思うのだけど、進み方、進め方、実現力が圧倒的に違う。

多分(意味がわかってないのに、決裁権だけあるエライ人たちの)ハンコをもらうことに時間がかかるんだろうな既存の旧組織は。
その間の機会損失甚だしい。

有名企業に所属する“仕事のできない人”は、ホント存在自体の闇が深い。
まずはそもそもその会社に入社してる(できてる)段階で頭は良く、決してバカではない。
そしてそんな大組織で立ち居振る舞えるだけの人柄もある、いい人が多い。ドラマの半沢直樹のような“嫌な奴”ってそうそういない。話すとだいたい優秀でだいたいいい人。

要するにそこそこ“仕事ができる人”なのだ。

でも頭もよくて、人柄もいい、そこそこ仕事ができる人が集団になると途端、調整に全精力を使い、そこで新しいことは何も産まれない。
なまじっか調整力がある分、調整がメインの仕事になるのだ。
その調整してる間に、時代が進んでることに気づかないか、(頭は良いから)気づいてるけど、それよりも調整に重きを置いてしまうのだ、時代への即応力が高い分。

これって“闇が深い”と思う。
改善する能力があるのに、能力が無力化方向に調整されてしまうのだ。

で、さらにこの国の“闇が深い”のは、そしてそれは昔からの大企業だけでなくネットベンチャーから有名企業になった会社組織や外国の会社の日本法人もだいたい同様な点。時々一緒にベンチャー企業の人とミーティングとかすると、「うちは保守的ですから」とか平気で言ってる。おいおい、それはその類の会社から出てきちゃいけないセリフではないか、とかなり心配になる。

そういうベンチャーとは僕は比較的黎明期から接触してるけど、どんどんベンチャーが保守的になってる気がする。

保守的になったらベンチャーじゃないのに。

つまりどんな会社も大企業化すると、優秀な人材を集めるようになり、雇われた優秀な人材が、その組織の重力で重力崩壊していくのだ。
まるで超巨星がブラックホール化していくように。そこからは光ですら抜け出せない。真っ暗闇だ。

大企業という構造的な闇は深い。ホント深い。

角田陽一郎/Kakuta Yoichiro DIVERSE

バラエティプロデューサー/Variety Producer 著書『13の未来地図フレームなき時代の羅針盤』 『「好きなことだけやって生きていく」という提案』『最速で身につく世界史』『成功の神はネガティブな狩人に降臨する-バラエティ的企画術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』/映画「げんげ」監督/ 水道橋博士のメルマ旬報連載中/渋谷のラジオ金曜朝10時[渋谷で角田陽一郎と]/MX オトナに!

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