「おまえもがんばれよ」:ネット利用での自分表現の容易化

ちなみにこの始めたばかりのブログの昨日のアクセス数は70らしい。

て、ことは70人の人がこのブログ読んでるんだ。

あっ、でも僕自身が何回か入ってるから実際は65人くらいの方々が、こんな駄文を読んでくださってるんだ!

ありがとうございます!

このことは純粋にうれしいですね。

きっとこの気持ちが昨今のブログブームの原動力になってるんですね。

でも、その方々はなんで見てくださってるのかな?

最初はなんかのキーワード検索して、来てくれるんだろうけど、でもアクセス解析見ると、検索ページから来る方々、圧倒的に少なくて、ほとんどブックマークから。

てことは何かしらの理由で、来てくださった方々が、何かしら気に入ってくれてブックマークし、次回、のぞこう!って思って来てくれてるってことなのだろうか?

あるいはアメブロのやらせ操作か?(笑)

ってことになるんで、まあ後者の可能性は置いとくとすると(笑)

「全然知り合いとかに秘密」だし、「超個人的」だし、っていうか、逆に「ばれたくない」し、「ばれたら困る」し。

要するに全く宣伝してないので、だから多分僕と全く接点ない人が、たった65人とはいえ、純粋に興味をもってくれて来てるんだよね?

「超個人的」とか言ってるのに、「見てくれて嬉しい」とは甚だ矛盾ですが。

これは、やっぱりすごいことだよね、ネットの力。

以前からそのネットの効力、『頭』ではわかってたけど、実際ブログやってみて、『心』で実感しました。

でも、コメントはまだ0です。

コメントバージンです。

でも、そうなると、今度は「もっと閲覧者数増やしたい!」→「ランキングあげたい!」→「感想聞いてみたい!」→「だからみなさん気軽にコメントしてね!」ってなって来るよな、気持ちが!自然に。

まさに人間の「つながってたい」という根源的欲求をダイレクトにかなえてくれるシステムなんだね、ブログは。

これじゃ一方通行のテレビなんて、歯が立たないわな、実際のところ。

 以前、昨今のテレビの『全体的視聴率低下』と一方での『番組ごとの視聴率寒暖の格差増大』をなぞらえて『テレビ界の温暖化』と呼ぼうと書いたが、その『テレビ界温暖化』の原因、常々僕が分析するに大きく分けて3つあります。

それは徐々に今後書いていくとして、今回、第3番目の、そして最大の原因をあげるなら、それは『ネットの出現』だと僕は思うのです。

そしてその原因は、さらに2つに細分化されるのですが、

仮に3ーBとして、それは『ネット利用での自分表現の容易化』だと思います。

そもそも人間の「つながってたい」根源的欲求の発芽として「自分を他者に認められたい」という要求が人にはあり、それがいわゆる芸術、『絵画』『バンド』『自主映画』『小劇場』『同人誌』等々の、芸術表現欲求の一つの最大の理由になってると思うのです。

それがネット登場以前は、実際上記の方法くらいしか発表の場がなく、その中で最大の発表の場がテレビやラジオなどの『マスメディア』だったと思うんです。

ところがネットの登場で、『テレビ』よりはるかに『安易に発表できる場』が発明され、実際さっき述べたように双方向でダイレクトに情報が「つながる」ようになると、人は、断然そっちの方が気持ちよくなってしまうんです!

だって『簡単なうえに、ダイレクト』なんですよ!そっちの方が気持ちいいにきまってるじゃないですか!

実際、テレビ業界ではADが辛くてすぐやめちゃうのですが、やめちゃう理由は昔からいろいろあれど、最近は徐々に「『自分が表現したかったのはこんなんじゃない!』→『自分のやりたいことはネットで表現できるもん!』」的若者が増えてる感じがします。

だってテレビは『困難なうえに、一方通行でなかなか受け入れられない』ですからね、むくわれないです!

でもホントは芸術ってのは『テレビ』だけじゃなく『バンド』だって『演劇』だって『ゴッホ』だって『ゴーギャン』だって(大きく出たな、俺)、そもそも『困難なうえに、一方通行でなかなか受け入れられない』ものなのではないか。・・・恋に似て。

・・・だからみんな頑張るんだし、受け入れられた時認められた時、素晴らしいもの=芸術(=恋)になるんだと思います。

だからよくネットで見かける『ホームページの完成度が妙に素晴らしい、でも聴くと大したことないアマチュアバンド』や『公演のDVD通販が妙に充実してる、でも観ると大したことない小劇団』とか目にすると、「がんばってるポイント、ズレてないか?そこか?目指してるの?そこなのか?」と思ってしまうのです。

なので、自分も含めて、やっぱり気合いいれて、がんばるしかないわけです、実際のところ。

で、ジミーちゃん風に言うと『おまえもがんばれよ』なわけです!

角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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