後ろの席と隣りのカップル

相鉄本多劇場で「FILE残置物処理班」を観てきた。


後ろの席のおっさんが、いちいち「独り言リアクション」するやつだった。

「おっ」とか「あっ」とか「あ、暗転」とか、扉が開かないと「お、開かないのか」とか、あのリアクションはいったい何のためにやってんだろう。

1人で来てたし、

「そのシーンを把握したということの自分の中での確認」なのか、

劇団に知り合いかなんかいて、「僕は暖かく皆さんの演技を見てますよーアピール」なのか、

でもそのアピールは多分隣り席と、前席の僕にしか聞こえてない気がするし、

って思ってたら、僕は存外に芝居とか映画とか見ると、『後ろの席の客に恵まれない症候群』にかかってることが多い。


昨年秋に映画の「HERO」観てたら、そんなに混んでないのに、後ろが「韓国人の団体」で、イビョンホン出てきたら、超熱狂して騒ぐし。

昨年の夏に彩の国さいたま劇場で「エレンディラ」を観たときも、後ろの席が多分『県かなんかが主催してる文化振興策かなんかの一環で、よくわからないのに観に来ちゃったおばちゃん軍団』で、作品は『ガルシア・マルケスの幻想的な話』だし、それを坂手洋二脚本が『他のマルケス作品を引用しながらさらに難解』にしてるし、なおかつ蜷川演出なんで『(埼玉にも関わらず、終電気にせず)たっぷり4時間近く』あり、前半は「いったいどういう意味?あの人どうなっちゃったの?トーク」炸裂で、、、後半は「終電も近いし、途中で帰るから、どういう順番で席を立てば、後ろの人に迷惑をかけずに途中退席できるかトーク」を延々姦しくしだして・・・ほんとに悲しくなりました。


とか言いながら、斯く言う私も、下北沢の本多劇場で「ナイロン100℃」見たとき、隣りが大きな男性で、なおかつあそこは席も狭いので、そしてなおかつ『ケラ作品も蜷川演出に負けじと長い』ので、お尻を右に左に頻繁に動かしてたら、途中休憩の後、後半はその隣の男性がいなくなっていました(悲)。

いなくなったのは、長かったからなのか、僕がケツを動かしてたのが超ウザかったからなのか、多分、絶対後者ですが。

すいません、ケラさん(笑)。

で、せっかく横浜まで来たので、寒いのによく並ぶなあと思いつつ、せっかくなんで寒いのによく並んで「吉村家のラーメン」を食べて来ましたが、カウンターのとなりが20代後半のカップルでした。

かわいい彼女だったのですが、彼氏に『この前、独身の知り合いのおばさんに、子供は生んどいたほうがいいわよって言われちゃった!』とか『昨日テレビでやってたけど日本の30代の男性って世界一独身が多いんだって、なんでだろう!』とか、結婚話ばかりしてました。

彼氏はラーメンすすりながら、「・・・うん?」とか「そのおばさんて、この前話してたお母さんがやってるサークルの先生?」とか「吉村家は油少なめのが、おいしくない?」とかって返答してました。

白鵬vs朝青龍見てるみたい。

ついに結婚の土俵際に追い込まれたか、彼氏?

・・・そのまま押し出すか、彼女?

・・・押し出されちゃうかな、きっと。彼女かわいかったし・・・。

ラーメンはやっぱり美味しかったです。

角田陽一郎/Kakuta Yoichiro Official Site

バラエティプロデューサー/Variety Producer 著書『13の未来地図フレームなき時代の羅針盤』 『「好きなことだけやって生きていく」という提案』『最速で身につく世界史』『成功の神はネガティブな狩人に降臨する-バラエティ的企画術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』/映画「げんげ」監督/ 水道橋博士のメルマ旬報連載中/渋谷のラジオ金曜朝10時[渋谷で角田陽一郎と]/MX オトナに!

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