数日前、安岡正篤の『人生と陽明学』(PHP文庫)を読んでたら、 江戸時代の思想家・中江藤樹は「37歳のとき王陽明の全集を得て、自覚意識するに至っておらなかった哲学・信念というものに明覚を与えた。(p200)」らしい。
ほー、僕と同い年になんだなあ、とか思ってると、
『朱子学と陽明学』(岩波文庫)を読んでて、さらになんと王陽明自身でも
「そしてある夜ふけ、忽然として大悟したのである。「聖人ノ道ハ吾ガ性ミズカラ足ル。サキニ理を事事物物ニ求メシハ誤リナリ」。ときに陽明、三十七歳であった。(p124)」とあるのだ。
うーん、このシンクロ率はちょっと気になりますよ。
そもそも、陽明学って、受験レベルでしか分かってなくて、取り立てて興味なかったんだけど、昨年末、松岡正剛の『日本という方法』(NHKブックス)を読んでて、その中で陽明学にふれていたのです!
そしたら、その思想のポジティブさにちょっと興奮してしまい、ちょっとかじってみようかと、アマゾンで探すと上記の2冊が出てて、まあ読んでみるかと。
で、それが先月末から読み進めると、てな具合です!
うーん、陽明学といえば20年位前ビートたけしがテレビで「最近、陽明学に凝ってる」って言ってたのは、なんとなく覚えてるなあ。
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