“論理的言い訳”を言うと人は安心する

こんな記事があった。なかなかおもしろい。↓

こういうの多いんだろうなあ。
論理的誤謬。

そしたら、こんなニュースがあった。↓
要は、ディズニーリゾートが調子悪いらしい。僕は地元が千葉だし、なにせディズニー好きだから、小6の時に開園してから何度も訪れてる。アトラクションや催し、キャラクターの秀逸さは素晴らしいから、その“好きさ”は変わらないんだけど、なんかこの落ち込み、僕は確信してた。(誤謬かもしれないけど、そう言う意味では僕のは非論理的誤謬だ)
それは、何年か前に行った時のディズニーリゾートの客詰め込み過ぎを体験してあまりに辟易して、多分、数年後には人気落ちると僕は何と無く感じてたのだ。つまり崩壊の予兆がしてた。

なんだけど、この↑の記事によると落ち込みの原因は、“天候不順”だと言う。
こういうニュースの時、絶対“天候不順”とか分析する。あと、“景気が悪い”とか“円高”とか“円安”とか。
でも僕は、絶対、非論理的だけど、僕が感じた“客詰め込み過ぎ”が原因だと根拠なく思えるのだ。
つまりこの不調の原因は“論理的誤謬”なんじゃないだろうか?いや、むしろ“論理的誤謬”したがってる人が意図的に(or無意識に)“論理的誤謬”してるんじゃないだろうか?(いや、データ分析したらそうなんですよ!とか論理的に反論されるだろうけどさ!)

例えば、かつてテレビCMでは「お客様に親身に対応」とか接客重視を連呼してた『カメラのさくらや』、学生時代からずっと贔屓にしてたんだけど、90年代後半いつのま対応がすごく悪くなった。で、なんか嫌だなとか思ってある時ビックカメラに鞍替えしたら、数年後『カメラのさくらや』は無くなった。僕はその時も予兆がしてたんだよね、こんな対応してたら、やばいんじゃないの!って。(でも会社清算の理由はそんなことじゃなく、色々論理的に説明されてる。)

結局、ビジネスの末端から崩壊の予兆が現れるんだと思う。

職業柄よく機材を買うのだが、(さくらやを見限った以降)一般機器を買うのはずっとビックカメラを愛用していた。機材なので色々使用感を質問したいのだ。でも最近なんか対応が冷淡or不確かで、なんか嫌で今年になって『ヨドバシカメラ』に鞍替えした。
『カメラのさくらや』みたくならなきゃいいんだけど。
末端から崩壊の予兆は顕れるから。

例えば、ハキハキした明るい清潔なコンビニと、なんとなくどんよりした暗い不潔っぽいコンビニがある。
すると、ほぼ絶対しばらくすると後者は閉店してる。
景気とか立地とか天候不順とか専門家はいつも“論理的に”分析するんだけど、実は実は実は、そんなもん二次的なもので、実は関係者(経営者)の“心構え”とか“やる気”みたいな、もっとシンプルなもんが要因なんじゃないだろうか。

結局マイナスなことがあると、人は分析する体裁を内外に示したいから分析したと見せかけたいろんなデータを用意する。
そこで“論理的誤謬”が起こるんだと思う。

で、そのデータが一人歩きする。上司とか株主とかに体裁的に報告したりすると、むしろ悪い原因が見えた気になって安心するんだよね、企業とか役所とか政治とかみんな。
でもでもでも、国や社会や企業やビジネスなんて、(かなり不確かな)人間の行動だから、もっと“心構え”とか“やる気”とかデータ外のシンプルな“非論理的な”要因なのだと思う。

例えば、(これも最近あったんだけど)飲食店とかホテルとかスタッフが粗相をして、上の者が現れて謝罪された時
「(その“下の者”のスタッフに)キツく言っときますから」
とか言う“上の者”が多いんだけど、その“上の者”の“心構え”が“下の者”のやる気を無くさせて、スタッフの(人員不足とかからくる)オーバーワークとか機械的接客を誘発して、粗相を誘発するんだと思う。

こんなこと書くと、いや色々要因があるんだよ、と論理的に反論されちゃいそうだけど、、、なんか僕はそう思うのです。

そして、それは僕らの放送広告業界で言えば、マーケティングとか視聴率分析とかも、“論理的誤謬”な気がしてならないのです。
“論理的言い訳”
とでも言うか。
かなり意図的な“論理的言い訳”と言うか。

その“論理的言い訳”に堕してしまうと、そのビジネスは滅ぶのだと思うのです。




角田陽一郎/Kakuta Yoichiro DIVERSE

バラエティプロデューサー/Variety Producer 著書『13の未来地図フレームなき時代の羅針盤』 『「好きなことだけやって生きていく」という提案』『最速で身につく世界史』『成功の神はネガティブな狩人に降臨する-バラエティ的企画術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』/映画「げんげ」監督/ 水道橋博士のメルマ旬報連載中/渋谷のラジオ金曜朝10時[渋谷で角田陽一郎と]/MX オトナに!

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