『ヨーロッパ文芸フェスティバル2019』

昨年に引き続き、『ヨーロッパ文芸フェスティバル』に参加した。11月2日〜4日。

とても刺激的で文化的なフェスタ。


1日目@インスティトゥト・セルバンテス東京


『窓から逃げた100歳老人』他で世界で1400万部のベストセラー作家スウェーデンのヨナス・ヨナソンさんの講演。

ヨーロッパ文芸フェスティバルにて。司会は杉江松恋さん。小説が売れないとかオワコンって嘘だと思う。

スウェーデン人作家ヨナス・ヨナソンさんと。

彼も元テレビマン。

体を壊してスイスに移住して48歳で小説を書き今や世界で累計1400万部。

小説が売れないとかオワコンとかやっぱりウソだと思う。

そんな世界の潮流に日本の業界が付いて行けてないだけだと思う。


2日目@イタリア文化会館

ユダヤ系ポーランド人でイタリア語で文学をするヘレナ・ヤネチェクさんと日本人でドイツ語で文学をする多和田葉子さんの対談『母国語の多様性』

深く考えさせられる。

想いは越境するのだ!

アイルランドの作家サラ・ボームさんと翻訳家加藤洋子さんの対談『文化と自然を翻訳する』

アイルランドと日本の近似性、思考の流れが見えてくる。


3日目@駐日欧州連合代表部

スラブ文学沼野充義さんハンガリー文学岡本真理さん対談。

沼野「漱石の『こころ』は英語には訳せない→英題はKOKORO。簡単な単語ほど翻訳は難しい」

岡本「日本語の持つ潜在力、ひらがなカタカナ漢字、俺僕私…どれを使うかの決定権は翻訳家にある」

沼野「売れようが売れまいが、本は一冊一冊が対等なんだ」

ヨーロッパ文芸フェスティバル 2019 – 参加無料・要事前申し込み

ヨーロッパ各国の作家や翻訳者が日本の識者と共に朗読やレクチャー、対談、パネルディスカッションに参加。さまざまなイベントを通じて注目のヨーロッパ人作家や作品を紹介します。※登壇者名はすべて敬称略とさせていただきます。パンフレットPDF (2.4MB)インスティトゥト・セルバンテス東京会場: オーディトリアム※ 日本語・英語同時通訳1-1日本語・英語同時通訳 2 土 11:30 - 12:30 インスティトゥト・セルバンテス東京 オーディトリアム ヨナス・ヨナソンが2009 年に発表した『窓から逃げた100 歳老人』(西村書店、2014 年)は、故郷を飛び出した高齢者が世界を変えるという諷刺小説でした。続篇『世界を救う100 歳老人』(西村書店 … “ヨナス・ヨナソン「ヨーロッパの外へ、そして中へ」” の続きを読む 詳細を見る 参加申し込み 1-2日本語・英語同時通訳 2 土 13:20 - 14:20 インスティトゥト・セルバンテス東京 オーディトリアム 北欧のさまざまなジャンルの本と日々向き合い、試行錯誤を重ねている翻訳者たちが、北欧各国の言語の翻訳に携わろうと考えたきっかけ、北欧文学を日本語に翻訳することの意義、その楽しさ、難しさ、今後の課題などに … “北欧から日本へ――翻訳者パネルディスカッション” の続きを読む 詳細を見る 参加申し込み 1-3日本語・英語同時通訳 2 土 14:50 - 16:30(途中休憩あり) インスティトゥト・セルバンテス東京

eulitfest.jp

角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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