1/20『ヨーロッパを旅してわかること』:水道橋博士のメルマ旬報る組vol.144

今、ヨーロッパの旅先でこれを書いている。 

テレビのロケ収録だったりで、比較的旅をしてきた方の人生だと思うのだが、それは仕事のための旅なので、旅のための旅はあまりない。 

今回はそんな普通の旅をしている。 それも突然思い立って、それもこんな中途半端な時期に。

だってそんな中途半端な人生を過ごしたくて、長年いたちゃんとした会社を辞めたのだから。

中途半端な時期に突然旅をしたいと思い立っても旅ができる自由が欲しかったのだから。 

なので、今回の旅はそんな自由が自分にあるか?の確認の旅であったりするのだ。 


なんでヨーロッパに来ているか? 

それはヨーロッパが好きだからだ。 

西洋かぶれとか、欧米優越史観とかじゃなくて、なんていうかヨーロッパがただ好きなのだ。

この文明圏を、もっと知りたいときっと子どもの頃から思っている。

だからというわけじゃないけど、結果、大学の専攻は西洋史学科だった。(ホントたまたまなんだけどね) 

その割には住んだことないし、何回かしか、それも数えるほどの国(フランス、イタリア、ギリシア、スイス、あとトランジットでちょっと)にしか行ってない。

典型的な頭でっかち。 

なので、会社辞めたんだし、これからはふつうに訪れたいと思っている。

というか、住みたいと思ってる。 住んだことないから、住めるかわかんないんだけど。 

僕は、結果、地元千葉と東京にしか住んだことない。 

旅と住むことは違うと思う。

旅ではいろんなところ行ってはいるんだけど、でも、旅でわかることと、わからないことがある。 

なんか、“住むことでわかること”を知りたいんだ。 

そんなことを長年思っているのだ。 


そしてフランクフルト空港に着いて、そこからポルトガルにやってきた。 本当はチェコにも興味があったんだけど、寒いかなと思い南に行くことにした(寒いのが苦手なのだ、というか2011年に雪に閉ざされた経験から、それ以来身体が寒さにめっきり弱くなってしまって)。 

なんでポルトガルかというと、どっかのサイト記事で読んだ、ドイツ人やフランス人が住みたい国のランキングで1位がポルトガルだったからだ。

きっといい意味でヨーロッパの中で田舎なんだろう。

都会で疲れた人がバカンスで訪れたり、年齢を重ねた人がセカンドライフを送るのに、物価もあまり高くなく、静かで、温暖で、過ごしやすいからなのだろう。

そう勝手に推測して、ポルトにやって来た。 


ポルト=PORTOは字面通りの“港”って意味で、それこそポルトガルという国名の由来の港街だ。ポルトガル第二の都市で人口は20万人くらい。 国の第二の都市で人口20万人なのだ。国全体では1000万人くらい。

それくらいで人の数なんていいのだ。

1億3000万人いなくたって、それで人口減少で危機感を募らせているとか、なんか日本人のその感覚自体が果たして正しいことなのかと思ったりもする。 

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角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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