その瞬間を、他人に奪われたくない

観たい作品がある。
読みたい本がある。
その中で、どれを観るか?何を読むか?若い頃は話題になってるのを観てたし、読んでたかな。
つまりそれは、無意識に自分よりも、他者を、社会を気にしてたんだと思う。
今は、自分の人生が欲してる作品を観るし、読もうと思う。
どうせ全てにアクセスできるわけないのだから。

そういう意味で言うと、ある作品への他人のオススメや世間の評判を気にしなくなった。
自分がその作品を知った瞬間の自分のインスピレーションで、観る作品や読む本を、自分が選ぶ至福。
その作品に出会うためにいろんな情報には触れるけど、その中での他人の感想には興味も無いし、あまり意味も無い。

さらに言えば、自分が見たり読んだりした作品への他者の感想を後から知ることで、その他者の嗜好や思考や志向が見えてはくる。
そこに感動したのか?
そこに興味があるのか?
そこは理解しないのか?
でもそんな他者の感想は、その作品自体や、それを自分が経験する至福の価値以上のものではないのだ。

その作品と自分が自分で出会うこと自体が、自分の人生の至福の瞬間なんだと思う。
その至福の瞬間を他人に奪われるのは、至極もったいない。
角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

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バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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