旅先の美術館を訪れる悦楽:金沢21世紀美術館

金沢の21世紀美術館へ。金沢には何回も来ているんだけど、実は初めて。

宿泊先の香林坊から歩いて行くと、紅葉がキレイ。

美術館に到着。

やっていた展覧会は、『工芸とデザインの境目』

日常の製品を展示する、という行為は僕はあまり好きじゃないんだけど、こう「工芸」と「デザイン」に一本のラインを引いて、境目から比べるように展示するのは、確かにおもしろいし、いろいろ気づかされる。

ただ、予想の範囲は超えてないキュレーションのような気がした。

それは”どちらも見たことあるモノ”だったから。例えば自動車のフィアット500の昔の車(ルパンのカリオストロの城に登場するやつ)と最新のフィアット500Cが、工芸とデザインとして配置されている。でも、それはどちらも500Cなのだから、ただの新旧の工芸の(あるいはデザインの)羅列に思えた。

どちらかに、意外性が感じられたモノが展示されていたのなら、もっと面白かったと思う。


そして、『ダイアリー / 粟津潔と建築』

金沢21世紀美術館 | コレクション展2 ダイアリー / 粟津潔と建築

<b>ダイアリー</b><br /> ダイアリーとはラテン語の「一日」を指す「diēs」を語源とした、個人的な日記や日誌を意味することばです。書かれた、あるいは描かれたダイアリーには日々の記録が時間の積層として現れ、そこからは記憶、身体、痕跡、日常、反復といった要素を読み取ることができます。さらに個人が自らのために記したダイアリーは、パブリックに開かれることで「歴史」の一部ともなり得ます。<br /> 本展はこうした多様な拡がりを持つ「ダイアリー」というキーワードを手がかりとして、8名のアーティストによる作品を紹介します。過去の行為や出来事の記憶がかたちを伴って作品として現れるとき、私たちはそこにどのような「ダイアリー」を発見できるのでしょうか。<br /> <br /> <b>粟津潔、マクリヒロゲル 3 粟津潔と建築</b><br /> 金沢21世紀美術館は、約3000件の粟津潔の作品・資料をコレクションしています。「粟津潔、マクリヒロゲル」は、2014年より開催している小特集展示のシリーズで、粟津のコレクションを毎回異なる切り口で紹介しています。<br /> 3回目にあたる本展は、「建築」がテーマです。粟津は、1960年代の前衛的な建築運動「メタボリズム」に参加したことを契機に、多くの建築家と協働しながら空間的、環境的デザインを展開し、さらに、印刷メディアを通じて建築運動にも寄与しました。大衆に開くことを目指したモダニズムのデザインに、日本の伝統を再解釈して繋げた点に、粟津の独自性があります。本展では3つのセクション「メタボリズムと万博」「建築家との協働」「建築雑誌のデザイン」に分け、粟津のデザインが同時代の建築運動と共鳴し、それを豊かに増幅させた軌跡を紹介します。

金沢21世紀美術館

建築自体が、デザインでありアート、これがこの美術館の建物自体にも言える。

館内を歩いていると楽しい。

『レアンドロのスイミング・プール』

上から⇩

中から⇩

天気がよかったから、中から外を見上げると、自分が水の中にいるようだった。スキューバしている感覚。

現代アートというのは、つまり自分の感覚を、今いる日常の現実から遊離させて、再感覚するということなのだ。

つまり、旅に似ている。旅は自分を再定義される。

旅先で、美術館を訪れるのは、そんな自分の感覚の異化作用が行われて、自分が再定義されて楽しいし、学ぶことが多い。


角田陽一郎/Kakuta Yoichiro DIVERSE

バラエティプロデューサー/Variety Producer 著書『13の未来地図フレームなき時代の羅針盤』 『「好きなことだけやって生きていく」という提案』『最速で身につく世界史』『成功の神はネガティブな狩人に降臨する-バラエティ的企画術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』/映画「げんげ」監督/ 水道橋博士のメルマ旬報連載中/渋谷のラジオ金曜朝10時[渋谷で角田陽一郎と]/MX オトナに!

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