(若き)テレビマンへ

(若きor若くない)テレビマンへ

いわゆるテレビマンは、いわゆる素人より動画編集のテクが秀でてる的な優越感(本当は劣等感)を持って、ネット動画の仕事を受けたりするんだけど、ボクの肌感覚で言えば2018年くらいでソフトの進化でその優越感は幻想になったと思う。
むしろ編集テクより演出の極意こそプロの最大の優位性だと思う。

でもその優位性を曲解してるテレビマンも多い。
つまり視聴率(同時視聴性の指標)を獲るために身につけた演出テクニックの小技は実はもはや役に立たないし意味もない。
その中身自体をいかにときめくモノ、深いモノ、受け手の好奇心を刺激するモノに演出するか?という作り手の度量と努力と熱量なのだ。

自分は、自分も永年やってきた所謂テレビ的演出を、どうテレビじゃないコンテンツやビジネスや人生に活かせるか生かせるか行かせるか?というのを2008年から思考して志向して施行してるので、まあベテランの戯言かもしれないけど、ベテランのリアルなこの肌感覚を、この際、若きテレビマンに云っときたいと思うのです。
角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

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バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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