ムーンライダーズ、僕は大好きだ。
多分、僕の頭の中の半分くらいは、彼らの曲でできている。
なので、ムーンライダーズのことを語ろうとすると、多分いつまでも語ってしまうと思う。
以下は、ドラマーのかしぶち哲郎さんが亡くなった2013年、翌1月の雪の日、かしぶちさんのお別れ会で配られたメモリアルBOOKへ、僕が書いた文章。
僕がムーンライダーズに出会ったのは1986年、10周年の”ドントラ”がでる直前、高校1年生のときだ。6歳上のいとこから借りたテープは”ANIMAL INDEX”で、A面1曲目の”悲しいしらせ”で頭の中をノックアウトされ、B面の”Frou Frou”で再びノックアウトされた。
そして間もなく”ドントラ”を購入して完膚なきまでにノックアウトされ、そこからずーっとずーっと聞いてる。LIVEも全部行ってる。”FrouFrou”でいくつになっても飛び跳ねてる。そもそもTBSテレビに入ってTVプロデューサーになったのも、音楽の出来ない僕がライダーズと一緒にいつか絶対シゴトがしたい!と思ったのが理由だ。
そこから28年して、本当の悲しいしらせを聞くなんて、思ってもみなかった。本当に”生きてるのか死んでるのかわからない気持ち”だ。
今、"ラスト・ファンファーレ-Last Fanfare-"聞きながらこれを書いてます。
かしぶちさんの死は、ものすごくショックなのだけれど、慶一さんがブログでお書きになっていた
”きっとこれから1人ずつ、かしぶちくんの所へ行くんだろうな” という言葉で気付かされた。
そうなんだ、僕も含めてこれから絶対かしぶちさんのところへ行くんだ。
それは明日かもしれないし。だとしたら、なんていうかこれからもいっぱいいっぱいかしぶちさんの音楽を聴こう、ムーンライダーズの音楽を楽しもうって思えました。生きてても死んでてもいっぱい聴こう。
、、、その後、一周忌に際し、2014年12月にムーンライダーズとかしぶちさんのご子息・太久磨さんに、僕がプロデュースしていた「オトナの!」に6名でついにご出演していただいた。期せずして、メモリアルBOOKに書いた文章の夢が叶ったことになる。
そして、今年40周年、活動休止を休止した復活のムーンライダーズ。僕はツアーに同行させていただくことにした。
ツアー初日は名古屋、Electric Lady Land。
出番直前。
夢の数だけなら負けはしない
キズの数をかぞえたら十万億
とどけよBEATITUDE!
「薔薇がなくちゃ生きていけない!」
スカーレットの誓い!かしぶち哲郎さんも絶対この場にいらっしゃる!
昨日演奏してみて、ムーンライダーズの重さは変わってない気がした。カシブチさんの肉体は消えてしまったけれど、6人分の魂の重さは変わらずに確かにあった。曲という形で残ってるからかな、、。その重厚な6人の魂を軽やかに飛翔させる事が僕の役目かな、、。7人ツアーは続きます。お見逃し無く!!
— Natsuaki Fumihisa (@JackNatsuaki) October 6, 2016
ムーンライダーズ、ツアー初日が本日無事に終了。名古屋にお越しくださった皆様ありがとうございました。皆様、ぜひ、このツアーをお見逃しなく。ツアーは、もうないかも。いや、わかりませんが。そんな気持ちで、臨んでます。
— moonriders_net (@moonriders_net) October 6, 2016
40周年のムーンライダーズ!どんどんカッコよくなってる。
ツアースタート!今、絶対絶対絶対観た方がいいです!
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