「過去」を「今」に見立てる

あくまで個人的な思いだけど、職業柄か若い頃は何がヒットしてて何がトレンドなのかの「今」に興味があったし、知らなければならないと思ってた。
でも今はあまり興味ない。
むしろ過去の名作や偉人の偉業に触れたいし吸収したい。
それらを自分の内部に受け入れて、むしろ「今」の世間に新たに発信したい。
今のヒットやトレンドを知って分析して物作りすることは、結果、後追いやコピーになる。
僕にはなんか退屈だし、今の変化速度にはそれだと追いつかないと思う。
今の自分が外側から吸収した過去の名作や偉業を、今の自分の内側で発酵させて窯変させて、それを今の外側に発信していく。
それが「今」を創る。

過去の名作や偉業をどう今に発信するか?

僕はそれをどう「見立て」るか?と(勝手に)呼んでる。
この「見立て」がぶっ飛んでればぶっ飛んでるほどおもしろいと思う。

拙著『最速で身につく世界史』では歴史上の出来事を今の芸能界の動きに見立てたりした。

「過去」をどう「今」に見立てるか?
それに興味がある。


角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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