『関ヶ原』

本当は合戦当日の9月15日に見たかったんだけど、1日遅れの16日に見た。
映画「関ヶ原」。
司馬遼太郎ファンとしてはその無常観と無情感に感無量。

学生の頃読んだ小説の「関ヶ原」。いつの間に関ヶ原の時の石田三成の年齢、41歳を軽く超え、今47歳で観る映画『関ヶ原』。

今思うことは、結果なるようにして石田三成はああいう人柄になり、境遇になり、そして徳川家康と関ヶ原での決戦を迎えるに至ったんだろうなってこと。
多分、歴史の歯車が彼をしてそうならざるを得なかったんだろうなと感じた。

それって、誰の人生でも、どの人生の局面でも、きっとそうなんだと思う。
時間の流れには抗えない、とでもいうか。
運命とでもいうか、宿命とでもいうか。
それを無常とでもいうのか。
小説を読んだ若い時分にはそんなことつゆも思わなかった。


角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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