笹塚に燐光群の『だるまさんがころんだ』を、観に行ってきた。
地雷の話。
いろんな地雷にまつわるエピソードが、次々と現れ、それが、最後に、全員で、だるまさんがころんだ、してるって話。
なので、1シーン、1エピソード、終わると、時限爆弾のカチカチ音や、爆音などの轟音とともに、暗転して、次のエピソードに変わるのだが、結構、ジーンとするエピソードの後に、突然、何の余韻もなく、爆音が流れ暗転するので、そんなジーンがすぐに消えてしまい、興ざめになる。
もっと、余韻を楽しむ間があってもいいのになあ。
などと残念に思ってたのだが、そこで、はたと気付いた。
そんな日常の余韻など楽しむ間などなく、地雷はきっと、いきなり足元で爆破し、健全な足を、些細な生活を、奪うんだということを。
それぐらい地雷が、非情な最悪な、ものであるということを、きっとこの劇場空間で、あの突然の暗転と轟音で、坂手さんは表現しているのだと。
うーん、演劇というのは、観客がその劇場にその瞬間に『いる』ということが、一番の『表現手段』であることを再認識させられました。
坂手さんm(__)m。
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