インテリジェントビル

インテリジェント高層ビルの会社に行くと、就業時刻とか昼休み明けとかものすごくエレベーターが混んで長い行列を待たないとその会社にたどり着けない。
それって本当にインテリジェントなのだろうか?
そうまでしてそのビルに一極集中して働く意味って今やあるのだろうか?と待たされながらよく考える。


昔はテレビ局のゲート緩かったから有象無象のいろんな芸能関係者が制作部屋にふらっときて芸能人の情報交換できた。
アポがないと中に入れなくなると、元々知ってる人か、入構証を持ってる大手しかやってこなくなる。
テレビの出演者の寡占化が進んでるのって実はビルのセキュリティが厳しくなったからかも。


ゲートが厳しい社内で働いてることは、外部をシャットアウトしてるのではなく、実は檻に閉じ込められてるのと同義な気がする。
外部からの流入が無いのなら、その会社が本来都市に存在する意味がないのかも。
人との雑多な交換があるから人は都市に集まる意味があるのに。
混雑するためだけに集まってる。

とかエレベーターを長々と待ってるとつい考えちゃう。

角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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