おかしみという隠し味

時々ローカル局で今でも再放送されてる『水曜どうでしょう』を見たりするけど、なんであんなにおもしろいんだろう???
当時から同業者としては(出演者の魅力とか、いろんな演出方法とか)理論的にはわかるんだけど、いざそれをやろうとしても出てこない味みたいなものがまぶされているんだよね。

この何かよくわからないけどたしかにまぶされてる隠し味的なテレビの“おかしみ”…これが出ている番組は昔も今も本当好きだな。その演出現場に加わりたくて、きっとテレビ業界に足を突っ込んだんだろうな当時の自分も。でも結局出せずじまいだったという、口惜しさというか残念なもどかしさも感じる。

自分も『金スマ』やってて『からくりTV』やってて『夢かなえたろかSP』やってて『あいまいナ』やってて何回かはやれた回もあった(ような)気はするんだけどね。そんな回は編集してる時でも、制作分室でOA観てるスタッフ達自身も笑いながら観ていたね。何かの歯車がガチャっと噛み合わさった感覚。

写真は2010年の深夜番組『あいまいナ』
ゴールデンボンバーとザキヤマさんとスタッフ。
角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

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バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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