タレントはイカなのか?

すぐ干すとか干されるみたいな話になるんだけど、一体なんなのだろう?
すごく気持ち悪い。
人の人生なんだと思ってるんだろう?
イカじゃないんだから。

干す干されるもそうだけど、すぐテレビから消えたとか話題にするけど、
そのタレント自身の能力や個性という個人的存在は誰が知っても知らなくても忘れても、決して消えない(死んだって消えない)。

ある社会や集団の皆が知ってるか知らないかと言うことが情報の第一義だとしてることの無意味さと幼稚性。
誰かが何かを知ってる/知らないということの量数と、その知るべきものの本質は、別になんら関係ない。
なぜならそれを判断する人や集団や社会の質が低くて、判断される方の質を理解できないだけかもしれないから。
なのに知ってる/知らないを流行や常識や空気やマーケティングと称して、その社会や集団の中でありがたがるのは、その人たち自身の質の低さを証明してる。
何かの情報や個人や出来事に触れた時、
知ってる/知らないで反射的に判断するのでなく、
自分が知ってようが知るまいが、
他人が勧めてようがディスってようが、
それと触れた時に自分が興味を持ったか?
おもしろいと思ったか?
心地よいか?
という感触を大事にしたいな。
リアルでもネットでも。

(干しイカではない)その情報の本質は、固いも柔らかいも、酸いも甘いも、美味いも不味いも、それを判断する方の受けて側にかかってるのだ。

角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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