メディアの価値の転換 Media value shift

年末年始に某クライアントとこれからの番組(動画)的コンテンツのアイデアを議論してて、ここ数年(自分的感覚だと2年)で、テレビとネットのメディア価値、芸能人タレントと非芸能人タレントのキャスティング順位、コンテンツに求める意義が、悉く変わったことを実感した。
多分閾値を超えたと思う。

芸能界が反転した文化的転換点が2017年11月の新しい地図の72時間ホンネテレビで、そこからNetflix等が隆盛して4年経ってついにマスメディアと広告業界も確実に反転したと思う。
その象徴的出来事がこの年末の紅白の最低視聴率。
ここからさらに経済的にも構造的にも転換がどんどん進んでいく。

この構造的転換、自分がプロデューサーという職業だからかほんと実感してる。
4年前はまだテレビとのパイプが僕のプロデュース力の源泉だった。
でも最近の実感では、どう非テレビ的な場で、演出力やキャスティング力をプロデュースするかの方が、むしろクライアントに強く求められているからだ。

例えばこの前のアベマ『ななにー』で堺正章さんがゲストで来て延々と隠し芸ネタのテーブルクロス引きを新しい地図の皆で挑戦してるのライブ感があってすごくおもしろいんだよね。もしこれを今の地上波でやってたらゾッとするな、編集でつまんで煽りナレで演出したつまらない企画に成り下がってると思う。

それは、場の転換、つまりマスメディアとソーシャルメディアの価値の構造転換。
これから、例えば、“おもしろい”ってことの意味と価値自体も転換していくと思う。
これから、例えば、“クライアント”とか“商品“自体がメディアになると思う。


角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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