KaKとYoY

先日6月の末に、長野の古民家あだむさん家で、陶芸初体験をした。
初体験なので、平皿を作ることになり、2枚作ることになった。
どんなデザインにしよう?
そんなことをつらつら考えていたら、まず一枚はボクが常日頃から言っている渦=ヴォルテックスの意匠にしようと思った。
で、さてもう一枚は何にしよう?

今の情報革命が渦なわけだから、それまでの農業革命〜産業革命へと続くフレーム構造、それは区画された田んぼであり、時空間を縛られたエクセルなのであるが、それをデザインしようと思った。

↓くわしくは、こちらのコラムで!(『仕事人生あんちょこ辞典』より)


そして、できたのが、こちら。
平皿の裏側にはサインを彫る。
なので、ヴォルテックスの方は、陽一郎Yoichiroから、YOYと彫った。陽一郎の陽は、陰陽の陽、陽気の陽でもある。
そうか、つまりヴォルテックスという構造は、陰陽の構造=太極でもあるのだ。
では、もう一枚のフレームの方は何とサインしよう?一枚が陽一郎からYoYなわけだから、角田KakutaからKaKにした。

そうか!!

フレームとは田んぼなのだけれど、そこで永年のボクの想いとまた繋がった。

それは、角田という名字は、カクカクした田んぼ、まさに田んぼof田んぼなわけで、ボクが(新しもの好きなくせに)なかなか会社を辞められなかったのは、そんな田んぼof田んぼな名字に束縛されているからなんだと、自分は遊牧民ではなく農耕民なんだなと以前から思っていて、それが嫌で昨年の誕生日には、角田陽一郎からヨウイチロウへと改名したりもしたのである。

(今年の4月に元の角田陽一郎に戻しましたが。。。)

そうか、角田という名字は、まさにそんなフレームに束縛された意匠だったんだ。

そう気付いた次第。

つまり角田陽一郎という名前は、以前からボクが唱えている、“フレームからヴォルテックスへ”という概念を内包した名前だったんだと、この陶芸初体験で気づいたのでした。

そして、昨日、焼き上がった二つの作品が手元に届いた。

KaKとYoY
この自分の名前からの意匠が、現在の時代の変遷を意味していると、(勝手に)興奮しています。


自分がそう考えているから、そこに意味を見出してしまうのか?

それとも自分の名前にその意味が内包されていたから、そう考えるようになったのか?

そんな想いがつらつらまた巡ってくるわけです。

これは偶然なのだろうか?それとも必然なのだろうか?

なので、そんな今の想いを、アーカイブしといてみようと、こんな文章を書いたわけです。


角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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