9/22 秋分の日
夕暮れに海に来た。
海に来ると僕は時たま綺麗な貝殻とか陶片とかを探す、自然からの御恵を戴こうと。
今日も波打ち際で探していたら、こんもりした砂が陥没していきなり足を取られ50センチくらい埋まってしまった。何とか這い出たんだけど、右足のサンダルが砂に取られ無くなってしまった。
荒波が寄せて掘って探しても見つからない。そのうちに日が沈み、ふと空を見上げるとあり得ないくらいのあまりの美しさだった。なんていう御恵なんだ。
この空の代償が、きっと右足のサンダルだったんだ。
帰りは裸足で帰った、罰を受けるように。
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