5/20新月:メルマガDIVERSE第122段『気持ちよく、行ってみよう。』

今日5月20日は新月です!

角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.122 2023年5月20日New Moon

『気持ちよく、行ってみよう。』

■CM■「ウェルビーイングとは“よい間”を持つこと」

■DM■「学者になる」

以前ウェルビーイングに詳しい予防医学研究者の石川善樹さんと対談した際に、今はやっているウェルビーイングって生き方、どういう生き方なんですか?とお伺いしたことがあります。

ウェルビーイング=well-being、最初のwellは“よい”でいいとして、僕ら日本人には分かりにくいのがbe動詞にingがついて動名詞になったbeingですよね?そんな際に、石川さんはbeingが使われている他の言葉を考えてみましょうとおしゃっていました。

 それは、例えばhuman being。つまり人間のことです。humanが”人と”言う意味なので、するとbeingは”間”と言う意味なのではないかと。

生物学的なヒト(human)と文化的な人間(human being)の違いとは何なのでしょう?日本語の漢字で言えば、“人”に“間”を付けたものが“人間”です。ヒト(human)を文化的な営みを持つ人間(human being)とするには、“being”という状態(存在?)が必要なのであり、それは漢字で言えば“間”なのです。つまりヒトと人が存在する中での間(あいだ)が“間”(ま)であり、その“間”が存在することで、ヒトは人間として生きていけるのです。

 と、理解すると、ウェルビーイングとは、つまり日本語にすると“よい間”と言うことになるのです。

 僕はこの石川さんの考え方がとても素晴らしく、そしてとても興味深く感じられました。

この考察は私の空想が行き過ぎているのかもしれないですが、それを許していただけるのであればさらに妄想が膨らみます。日本語の空間にも“間” (ま)が存在するし、時間にも“間” (ま)が存在します。そして“世間”と言う言葉にも間が存在します。まさに“この世の間”なのです。まさに人間を、空間を、時間を、世間を、そこに存在するさまざまなbeing=間(ま)をよくすることが、ウェルビーイングな生き方なんだとも言えるわけです。

 そして、さらに僕の思考(妄想?)は膨らみます。では、そんな間(ま)ってのは、どういう概念なんだろうか?と。僕は突き詰めて考えると間の定義には3つの解釈があると想うのです。


角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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