1/29:ICUC知的好奇心向上委員会145「是非に及ばず」

数日前、お皿が割れた。まるで陰と陽が岐れるように。

そんな朝、そんなメールが届く。

諸行無常、致し方無し、是非も及ばず

陰陽は変化し続ける。

映画『THE LEGEND&BUTTERFLY』観る。自分的には予想外の展開だった。

人生をどう解釈するか?

歴史をどう見立てるか?

生き様をどう見せるか?

それは織田信長のであり、木村拓哉さんのであり、綾瀬はるかさんのであり、大友啓史監督のでもある。

日本画家片岡球子・面構(つらがまえ)展。高田純次さんが好きだというのを聞いて興味も抱き終了直前に伺う。

小学校教諭をしながら描き続け何回も落選した落選の女王、100歳を超えても描き続けた。彼女が描いた各人の面構に人生が滲み出る。

頑張ってるだけだと評価されないってあるけど、頑張ってるだけだけど評価されてもいいような気がする。じゃ無いと頑張ることが無価値化してしまって、頑張ってることが阿呆らしくなってしまう世界は、結果、結果もダメになってしまう気がする。そもそも結果が出るかどうかは、また別な話だし。

なんていうか結果とか成果って求められるんだけど、で求められる意味もよくわかるんだけど、なんかそれでもそんなこと最早どーでもいいような気が年々歳々増していく。役立たずでくだらなくてセコくてなんならそんなに意味のない人生でも、それと逆でもなんでも所詮たいして変わらないとでもいうか。

で、そんでも頑張ってる人って、なんか滑稽じゃないですか。愛おしいじゃないですか。

そんな頑張ってる人が好きなんですよ。

そんな頑張ってる人生が美しいんですよ。

角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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