現象を求める≠現象になる

芸能人を出せば売れる。
有名人に紹介してもらえばヒットする。
TVで紹介してもらえれば話題になる。
もうそれに縛られるの本当やめた方がいい。
宣伝担当と話すと大体そう。そんなことばっかり求めてる。
有名無名関係なくどんな人だろうと、本当に彼ら彼女らが本気で大好きで、人に伝えたいと思うものが売れるしヒットするのに。

例えばTVで言うと、
「TVで紹介されたい!」
ではなくて、
「TVで紹介したい!」
と思うような面白いものが、TVの中の人は紹介したくなるのです。
「これをPRして!」
ではなくて、
「これをPRしたい!」
と本気で思いたくなるよいものを(多分有名人でも誰でも)紹介したいのです。
銭金の問題じゃないのだと思う。

インスタ映えだってツイッターだって一緒だと思うんだけど。
インスタ映えするようなイベントにしようだとか、ツイッターで拡散依頼含めての出演依頼だとか、本当に意味がない。
インスタで映えるようなイベントだからみんなインスタするわけで、ツイートしたくなる作品だからみんなツイートするのに。

相手に現象を求めるんじゃなくて、自分が現象になること。

角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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