『テレビの果てはこの目の前に』/角田陽一郎
第12回“共謀罪と情報革命の未来”
先日6月15日にいわゆる“共謀罪”が可決されました。
いろんな議論があり、その可決の凶暴なやり方も、その法律の真意も、かなり問題をはらんでいると思うのですが、そしてそれは確実にこれからの僕らの歴史に多大な影響を与える転換点だと思うのですが、その是非は置いといて、今日はその日から僕の頭から離れないことを書こうと思います。
ところでみなさんはSNSを普段どう使っていますか?
Twitter、Facebook、Instagram、LINE、広義で言えばネット状のコミュニケーションサービスだけでなく、ブログや2チャンネル等の電子掲示板、またはSHOWROOM等のストリーミングサービスをはじめ、普段何気なく使っているEメールだって、ネット空間上のコミュニケーションツールが全てソーシャルネットワークサービスだと言えます。
みなさんは例えば、Twitterやブログのアカウントを記名でやっていますか?
それとも無記名ですか?
言い方を変えれば、 実際の社会的存在の現実の自分とネット上の自分を一致させて活動していますか?いませんか? という質問です。
いわゆる有名人であるタレントのみなさんは記名でやっている方と全然やっていない方もいますよね。
そしてTwitter等でしばし問題になるのはいわゆる匿名アカウントからの誹謗中傷です。
先日編集者でコルクの代表の佐渡島庸平さんと対談した時に、彼が言っていました。
「ネット空間上では企業より個人の方が信頼度(クレジット)が上である」
これはどういうことでしょうか?
みなさんも普段ネットを使うときのことを思い返してみたらわかることですが、何かブログやTwitterでおすすめしているモノコトで、あ、いいな!自分も買ってみたい!自分もやってみたい!って思うのは、自分が信頼している個人の方のオススメ(リコメンド)の方が多くありませんか?
むしろ企業のページのオススメだと広告だと思ってあまり信用しません。
例えば、人気ドラマの公式Twitterアカウントの発表より、そのドラマのプロデューサーの個人アカウントの方でつぶやいている情報の方がワクワクしませんか?
つまりネット上では、企業という公式性の担保より、自分の考え方を表明している人やある一定以上の個人情報を公開している人の方がクレジットが高いのです。
一方で現実社会はどうでしょうか?
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