昨年末にBSプレミアムで放送した『獄門島』やっと見た。
金田一耕助は長谷川博己さん。
僕は金田一シリーズ大好きで、子供の頃に見た石坂浩二さん主演、市川崑監督の『犬神家の一族』、『悪魔の手毬唄』、『獄門島』、『女王蜂』、『病院坂の首縊りの家』もうトラウマレベルで僕の脳裏に突き刺さってる。
学生時代には、横溝正史のシリーズ全部読んだ。
さて、新たな長谷川博己版の”金田一”の誕生だ。
その一作目は、そうか『獄門島』か!『獄門島』なのか!!
期待が膨らむ。なのでむしろ期待しすぎて、録画したのちゃんと見たくて、むしろなかなか見られなかったくらい(笑)
見たら、おもしろかったです!
石坂版獄門島と全然違う印象。
脚本で、焦点を当てているところが、むしろ小説版に近いかいな?
で、金田一の人間描写が、全然違う。
戦争が終わって、深く傷ついた日本と、傷ついた日本人。そして金田一耕助も傷ついている。
傷ついているから、なかなか立ち上がれない。
それを(これは逆説的だけど)島の不幸な事件=傷を解決することで、再び立ち上がろうとする、立ち上がることができる、金田一耕助。
僕はこの長谷川版の金田一幸助も、好きです。
エンディングでのやり取り、次回作が想起されて、ワクワクします。
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