虚構の中の気分

この以下の文章をこの時期(2016年夏)にFacebookに書いてるのは、TBSに辞表を出して、でも有給休暇消化中で悶々としてたのと、多分シン・ゴジラを見て、現実vs虚構を感じたからなんだと思う。
それから5年経って、オリンピック・コロナパンデミックの2021年夏。
なんか現実がどんどん虚構化していってる感覚。
自分の人生も暮らしも創作活動も、なんだかそれ事態が虚構の中にいる気分。
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2001年の夏TBSでやった24時間テレビ『ファイトTV24』の深夜枠を担当。
翌日視聴率が出たらなんと15%超えてた。
その日の夜部長から電話が来た。内容は「SMAPの中居さんと秋から番組やれ」
それまでドラマ枠だった金曜9時枠、なので金妻からパクって金スマと名付けた。
2001年9月11日深夜、立ち上げ前の金スマ演出会議やってて奥菜恵さん主演のMEGMIという女の復讐ミニドラマの構成を作家さんと考えてたら、テレビの中では飛行機が貿易センタービルに突っ込んでた。僕らは会議どころではなくなって中止。あまりの現実に虚構を作れなくなった日の記憶。
現実対虚構。シン・ゴジラではそれはニッポン対ゴジラを意味するけど、僕らはテレビでバラエティ番組という虚構を作ってきていつも現実とのギリギリの闘いをやってたんだと思う。
で、今現実がバラエティとか芸能界とかタレントとかアイドルというある種の虚構の神話世界をどんどん崩壊させ始めてる。

角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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