ウォルトディズニーを倒すと公言してるキングコング西野さん。コルク佐渡島庸平さんとどう倒すか?夜分に大人たちが原宿に集い、真剣に打ち合わせをする。
事前に佐渡島さんからの宿題は、この日本未公開の映画を見ておくこと。
『Walt Before Mickey』(iTunesやNetflixで見られると思います)
まさにミッキーマウス誕生前のウォルトの伝記を描く。
めちゃくちゃお金で苦労する。
なので志を一にしていた仲間も次第に去っていく。
そして、お金のために組んだ相手と、今度は版権で苦労する。
自分が作りたい作品が作れない。
なるほど、映画を産み出すことのクオリティを担保することへの、周辺の環境固め、これがものすごく大事なのだ。
これは、あくまで映画だし、戦前のアメリカでの出来事だけど、本質は変わらない。
↑《コルクの萬田さんと、あとはホームレス小谷さんも一緒に。》
それにしても、佐渡島さんからのアドバイス、ものすごく役に立った。西野さんもめちゃめちゃ真剣に聞いていた。
全てのクリエイターに役立つヒントになる言葉たちで、それはもう、僕は途中から僕に云われてる気がしてた。
物語とは自分の記憶を整理すること
自分の感情が動いた瞬間の出来事をスケッチしていく。
そしてそれを作品に置き換えていく。
作家が作品を生み出すその過程で、編集とは作者の頭の中をパブリッシュすること。
つまり送り手である作者の感情と受け手の感情のズレを指摘するのが、編集者の仕事である。
絵は、どこまで情報量を減らしても成立するのか?
そしてアニメで世界に出るためにはどうするのか?
こんな話をシェイクスピアからウォルト・ディズニーから、『バカボンド』の井上雄彦さん、『働きマン』の安野モヨコさん、『宇宙兄弟』の小山宙哉さん、やなせたかしさん、宮崎駿監督、庵野秀明監督、新海誠監督、村上春樹さん、プロデューサーの川村元気さんの事例を交えて、作品を生みだすことの、極めて大事な肝の話をしてくれた。
最後に佐渡島さんが言っていた言葉が突き刺さった。
「作品で語れば、それ以外で語らなくてよくなる」
それ以来、ずーっとこのことばかり考えている。
きっと西野さんもそうだろう。
世間の炎上をよそに、こもってシコシコ生み出してると思う。
僕も負けじとシコシコ生み出そう。
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