しっぺ返さないしかない

自分の不義理は、全部自分に返ってくるんだ。しっぺ返しとは、そういうものだ。
でもそこで、また仕返しをすると、それはまた違う仕返しを産んで、無限連鎖のように不義理が続いていく。
どこかで誰かが、それを止めなくては。
それがたとえ不義理と分かっていても。でないと憎しみが生まれてしまう。

そんなら、そう言っといてくれよ、そう思うこともある。
でも、それはきっと相手もその時、そう思っていたのだ。
そんなら、そう言っといてくれよ、と。

所詮、人と人はお互いさまなのだ。
悲しいけれど、きっとそうなのだ。
ならば、やっぱりどこかで、誰かが(自分が)その負の連載を勇気を持って、悲しみに打ちのめされたとしても、断ち切るしかないのだ。

角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site [DIVERSE]

バラエティプロデューサー/文化資源学研究者(東大D2)/ 著書:小説『AP』『仕事人生あんちょこ辞典』『最速で身につく世界史/日本史』『天才になる方法』『読書をプロデュース』『人生が変わるすごい地理』『出世のススメ』『運の技術』『究極の人間関係分析学カテゴライズド』他/映画「げんげ」監督/水道橋博士のメルマ旬報/週プレ連載中/メルマガDIVERSE

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